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Cat9200/9300 Storm-Controlの閾値について

hhori
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Catalyst9300L-48T-4G-A(バージョン17.6.5)
Catalyst9200L-48T-4G-A(バージョン17.6.5)

ストーム制御のため、上記2台にStorm-Controlの設定をいれた状態でのリリースを検討しています。
ですが、弊社環境におけるStorm-Control設定の実績が十分になく、閾値をいくつにすべきか決めかねている状況です。

一般的な値として、broadcast/multicast/unicastそれぞれに、どの程度の閾値を設定するのが好ましいのでしょうか?
また、引数としてlevel/bps/ppsいずれの引数で設定するのが一般的なのでしょうか?

環境によって適切な閾値を設定することがベストであることは承知の上で、
もし推奨されている値のようなものをご存じの方がいらっしゃいましたらご教示いただけますと幸いです。

1件の返信1

こんばんは。

Storm-Control機能に設定する閾値については昔からよくある問い合わせなのですが、結論から言えば推奨値はありません。また、設定した値を外部に公開する事もないでしょうから一般的な値もなくケースバイケースです。それぞれの環境で通常において流れているブロードキャスト/マルチキャスト通信の流量を測定して妥当と思われる値を設定し、チューニングしていく他ありません。

Storm-Controlを用いる理由はループ発生の検知と影響の最小化/極小化だと思いますが、その場合は"broadcast"を用いれば十分であり、マルチキャスト通信を使用している環境では"multicast"を用いるべきではありません。"unicast"は不要です。

levelはインターフェースのLinkup速度に対するパーセンテージになるので 10M/100M/1Gによって閾値が変動しますから、bpsによる固定値を設定するのが良いと思います。小さな値にすると過敏に反応して過検知になりますし、大きな値にすると閾値に達して機能が発動する前にストームがネットワーク全体に波及し、装置も高負荷になって検知が出来ない可能性が考えられます。

一般的な企業のネットワークにおいては10Mbps以上のブロードキャスト通信が発生する事は考えにくいので、どうしても分からなければ取り合えず10Mbpsに設定して後は実環境に合わせてチューニングしてはどうでしょうか。50Mbpsや100Mbpsだと値が大きすぎると考えます。

なお、Storm-Controlは検知出来たり出来なかったりするので検知の信頼度は100%でないと認識下さい。最近はLoopDetectという機能がありますから、Storm-Controlよりはそちらを使用される事をお勧めします。

ご参考になれば幸いです。